蓬莱山飾りの作り方
1、三宝に奉書を4枚載せる。
2、洗い米を中央に少し入れる。
3、裏白を角に4枚置く。
4、ゆずり葉を四方に差し込む。
5、洗米の残りを入れ、ならす。
6、胴炭を2本並べ、輪胴を載せる。
7、りうひ昆布を炭の上に載せる。
8、串柿を水平に置く。
9、葉付きの蜜柑を串柿の上に載せる。
10、杯に梅干を入れ右に、昆布は左に置く。
11、右後ろにごまめ左後ろに長老喜を置く。
12、中央手前に伊勢海老を飾る。
***
はい、これで、出来上がりです!
***
茶道では炭のお陰でお湯が沸かせて、お茶が飲めるので、炭がとても大切!だから、炭を飾って祝う。
職業によって、お米屋さんは俵、お酒屋さんは
酒樽とか、それぞれ違うものを飾る。
|
意味
蓬莱山
中国の東の島の寿山で不老不死の仙人が住む。
海老
ヒゲが伸び、腰がまがっているので、老人に見立て、
長寿への願い。
裏白
伴白髪になるまで。
蜜柑
先祖代々(橙)栄えるように。
干柿
干し柿の皺を老人に見立て長寿への願い。
(端に2個づつ中に6個の意味)
夫婦にこにこ仲睦まじく喜ぶ。
昆布
言葉から連想されるように「喜ぶ」、昆布はひろめ
とも言われ、世間に名が広まる=立身出世との願い。
米
一升半升(一生繁盛)1本の稲から沢山の米粒が
収穫できるという所から、子孫繁栄多産への願い。
梅干
梅干しの皺を老人に見立て長寿の願い。
千代呂木
長生きするように(長老喜)
ごまめ
まめに達者に暮らせよ。片口いわしの干物を田んぼの肥料に使っていたことから、豊作の願い。 |